今更言ってもしょうがないことなのですが。
「アメリカンドリームチーム」を相手に国内四つのクラブチームが試合をする、という図式で行われた今回のスーパーBB、 当初相手チームの中で、まさに興行の目玉ともいうべき選手の来日が予定されておりました。
ウォーリアーズやペイサーズで活躍し、あのバルセロナ五輪ではドリームチームの一員として活躍したクリス・マリン。 そして地味ながらもインサイドの要のプレイヤーとしてロケッツの黄金時代を支えたオーティス・ソープの二人です。 恐らくこの二人(特にマリン)を目当てに、チケットの販売開始と同時に申し込みをされて方も大勢いたことでしょう。
ところが、です。
肝心のチケットが届く前に、何故かこの二人の来日が中止に。
来日が決定したメンバーの名前を見ると、ちょっと「ドリームチーム」と言うにははばかる面子。というか
ぶっちゃけコイツら誰?って感じです。
どういう事情があったのか知らないですが、興行の発表をする時点で、この二人と明確な契約を交わしている
状態では無かったんでないの?いずれにせよ、宣伝文句に使っていた選手が来れないなんて…。
それでも新潟はまだアルビレックス目的で人が来るだろうけど、(失礼ながら)千葉バジャーズ vs よく名前も 知らないアメリカ人チームの試合とか…一般人で見たいと思う人なんていないでしょう。 また超有名選手と対戦すれば、最初はその選手目的で見に来た観客達にもクラブの名前を覚えて貰うチャンス だったでしょうに。
あと細かい事で恐縮ですが、こういうとこでも↓いい加減さを感じてしまいます。
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| トルコ語では「AMERIKAN」というらしい |
愚痴はそのくらいにして、当日は市陸でのサッカーの試合からのハシゴ観戦でした。
サッカーで盛り上がったテンションそのまま、亀田ユニで東総合へ。(到着後着替えましたよ) 目玉選手が来なくなったこと、隣の席が偶然にもヒゲさんだったこともあって、 『こうなったらいつもの通りアルビを応援するべさ』という状態になっておりました。
試合前のウォームアップ。 相手チームを見ると、何やら『ちょっと競技を間違えているんでは?』と思わずいいたくなる方が一人 いらっしゃいます。
モンテ・ハージという選手だそうです。身長は213cm。7フッターです。 最初に見た時、ウォームアップパンツの横のボタンを外していて、バスケ選手にしては太すぎる足があらわに。 その姿に、早速「しょったれ」と命名させて頂きました。
この選手、会場で貰ったパンフを見ると、『プロとして非常に大きな可能性を秘めている』とあるんですが… 「プロ・レスリング」ではないですよね…?
大きいだけあって、ちょいと手を伸ばせばリングに届くぐらいなのですが、全然ジャンプしていない。 恐らく「してない」ではなく「出来ない」んでしょう…数時間前に市陸のゴール裏にいた連中の方が 遙かに跳んでたぞ。
それ以外の選手は、アップの段階から「むむむ…」と唸らせられる動きを見せてくれています。さすがに 日本では無名とはいえ、本場でキャリアを積んできただけあります。
そして試合開始。
いきなり、相手の6番(チャールズ・メイコン選手)が3Pを連発。驚かされました。
この選手のシュート、全然弧を描いてないんですよ。ほとんど直線でボールが飛んでいって、そのまま
リングに「ズバーン」と入っていく感じでした。
そう言えばこの日、新潟の6番(ホッタ・タケシ選手)は数日前の練習で捻挫してしまったようで
ウォームアップもしていない状態。とても残念でした。
先日のフェスタでの「喝入れ」で、張り切りすぎていたのでしょうか(そんな訳ないでしょうが)
ともあれ代表合宿も控えている事だし、早く治してほしいですね。
最初の方で「無名」とひとくくりにしてしまった相手チームですが、さすがに「スゲー」というプレイを 何度も見せてくれました。
どこからでも手が出てくる厳しいディフェンス、前述のメイコンの他にも10番デイブ・ジェマーソン選手の3P、 ユキを吹っ飛ばしたメイコンのダンク…
でも一番だったのがやたら速いパス回しを連発しアルビディフェンスを完全に切り崩したシーン。 彼ら、この興行のための即席チームだろうに…この辺のスキルの高さはお見事というしかありません。 それからやはり高さがあるだけに、庄司選手がドライブインで突っ込んでもシュートにいけず、 パスを戻すシーンが何度も見られました。これも普段のリーグ戦からは、あまり想像できないことでした。
アルビ側で嬉しかった事は、青木選手と松本選手のプレイタイムが多かった事。
特に青木選手、後半に厳しいディフェンスをかいくぐってドリブルでボールを運んだシーンには 場内が沸きました。笑っちゃいけないんだけど、その時に見せた真剣な表情が何故か微笑ましく感じました。
空席も見られた会場ですが、それでも応援は(いつもほどではないにしろ)アルビ一色。
私はサイドライン目の前の席で、周りの視線を意に返さずいつも通りにやっておりました。 (もちろん回転も。そしてやや躊躇しているように見えたセニアさんにも、離れたところから怪電波を送りました)
途中、エンドラインでボールを持った相手選手の足が出ていたのに笛が鳴らなかったシーンで、 立ち上がって「足出てただろー、足ー!」と騒いでいると、ふとその姿をじーっと見ている 組長の視線に気付く。これにはちょっと恥ずかしくなってしまいましたが・・・
でも、これでいいんです。
わざわざ遠くからやってきた相手の選手達に、『日本のバスケのメッカ=新潟』というところを 見ているファンの熱狂ぶりからでも見せてあげないとね。
試合は4Qになってアルビが10点近くリードしますが、相手も本気になったのか土壇場でものすごい3Pを連発。 ハラハラしましたが最後は守りきって、77-76と一点差での勝利となりました。
最終的にはいつも通りに近い雰囲気になっていた場内に、この日何度も我々を驚かせてくれたメイコン選手も、 「しょーがねーな」って感じで笑っていたのが印象的でした。
いくら花試合とはいえ、タフな連中相手に今季を象徴するような接戦での勝利を見せて貰って大満足。 サッカーでも大勝して、まさに幸せな「アルビレックス・デイ」。
これでバスケの方は、完全にシーズンオフ。少し寂しいですが、また11月にはより逞しい試合を見せてくれる事を 期待しましょう。今シーズン、本当にお疲れ様でした。